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インスペクション

ホームインスペクションを通じた安全な住まいづくり

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はじめに

インスペクションの必要性

日本は地震大国であり、いつ関東直下型地震や東海・東南海巨大地震が発生してもおかしくない状況にあります。
日々のニュースで地震の報道がなされ、そのたびに家屋の倒壊による悲惨な被害が伝えられます。これらの悲劇を防ぐためには、耐震性能の強化が欠かせません。国も耐震改修の補助金を提供し、住まいの耐震性を向上させるよう奨励しています。

地震後も健在な家を見ると、耐震強化の重要性が実感されます。
このサイトを訪れた皆様には、まずお住まいの健康状態を点検し、安全性を確認していただきたいと願っています。そして、その上で計画的なリフォームを行っていただくことをお勧めします。

「住健ナビ」は、ご家族がいつまでも安心して暮らせる住環境を維持するための情報を提供することを目指しています。地震災害から命を守るためには、まず自宅の健康状態を把握することが重要です。そのため、住宅インスペクションによる『住宅診断』と耐震性能の向上に関する情報を提供しています。

インスペクションは、住宅の状態を定期的にチェックする重要な手段です。屋根や外壁、床下などのインスペクターによる検査は、5年ごと、少なくとも10年に1度は行うことをおすすめします。
これにより、住まいの安全性を確保し、安心して生活を続けることができます。

インスペクションとは

ホームインスペクションの意味

|ホームインスペクションとは何か
ホームインスペクション(または住宅診断)とは、
住宅の建物を対象として劣化状態や施工不具合の有無を
客観的に診断するための専門的なサービスです。

ホームインスペクションを実施する専門家
(ホームインスペクターまたは住宅診断士)は、
建物の専門知識を持ち、目視で調査を行います。

この調査により、住宅の状態や問題箇所、改修すべき箇所、
おおよその費用などを評価し、アドバイスを提供します。

ホームインスペクションは、新築や中古の一戸建て住宅だけでなく、
アパートやマンションなどの物件にも適用されます。

主な目的は、
建物の状態を把握し、安心して不動産取引を行うためです。
この調査により、住宅の状態や問題箇所、改修すべき箇所、
おおよその費用などを評価し、アドバイスを提供します。  

ホームインスペクション(住宅診断)は、住宅に精通した専門家が、
第三者的な立場から、また専門家の見地から、 住宅の劣化状況、
不具合事象の有無、改修すべき箇所やその時期、 おおよその費用などを
見きわめ、アドバイスを行なう専門業務を指します。    

このサービスは、主に中古住宅の購入前や、ご自宅の売り出し前に利用されます。
住宅のコンディションを把握し、安心して取引を行うことができるため、
近年日本でも急速に普及しています。  

ホームインスペクションは、建物の劣化状態や欠陥を目視で調査し、
専門家の視点からアドバイスを行う「かかりつけのお医者さん」のような存在です。
ハウスインスペクション

ホームインスペクションを活用する理由

|ホームインスペクションは快適住まいへの投資
  1. 住宅の状態確認
    o 新築住宅には施工段階で不具合や瑕疵が生じる可能性があります。ホームインスペクションは、建物の品質や安全性を確認するための貴重な手段です。屋根、壁、床、給排水設備、電気設備など、各部分を詳細に検査し、潜在的な問題を発見します。
  2. 不具合の早期発見と修正:
    o ホームインスペクションによって、新築住宅に潜む不具合や欠陥を早期に発見できます。これにより、問題を修正するための手続きを建築業者に要求することが可能となり、将来的な修繕コストを軽減できます。
  3. 価値の確定:
    o ホームインスペクションは、新築住宅の実際の価値を確定するのに役立ちます。建物の状態や検出された問題点を考慮に入れて、適正な価格設定を行うのに不可欠です。将来的な売却や評価の際にも、ホームインスペクションの報告書は価値の証拠となります。
  4. 誤った情報に惑わされない:安心感が得られます
    o 不動産担当者から
    「新築なのでホームインスペクションは必要ありません」
    と言われることがありますが、これは誤った情報です。

    不動産業者が提供する情報は、
    中立的な第三者であるホームインスペクターによる検査が重要です。

    o ホームインスペクションを受けることで、
    住宅の状態について詳細な情報を得ることができ、
    安心して購入を進めることができます。

住宅購入は大きな決断ですので、ホームインスペクションを通じて
詳細な情報を得て、安心して進めてください。
ホームインスペクションは、建物の品質と安全性を確保し、
将来のトラブルを回避するために、
信頼性の高いホームインスペクション業者を選び、
検査を受けることを強くおすすめします。
購入前の確認が、長い間快適に住むための賢明な投資となります。

インスペクションは長い目で見た投資

既存物件でのホームインスペクションの意義

|インスペクションの主意
  1. 問題箇所の特定:
    o 既存物件は年数が経過しているため、
    構造や設備に劣化や損傷が生じている可能性があります。
    ホームインスペクションにより、
    屋根、壁、床、配管、電気系統などの問題箇所を特定できます。
  2. 修繕の必要性の把握:
    o ホームインスペクションの結果をもとに、
    修繕や改善が必要な箇所を把握できます。
    これにより、将来的な修繕費用を予測し、
    購入価格の交渉材料とすることができます。
  3. 安心感の向上:
    o ホームインスペクションを受けることで、
    住宅の状態について詳細な情報を得ることができ、
    購入者の安心感が向上します。
  4. 購入判断のサポート:
    o ホームインスペクションの結果をもとに、
    物件の状態を客観的に判断できます。
    これにより、購入を検討するかどうかの判断材料となります。

ホームインスペクションの重要性

ホームインスペクションの重要性について

1.耐震診断と住宅診断の違いについて

耐震診断と住宅診断(ホームインスペクション)は、
検査項目はほぼ同じですが、目的が異なります。

耐震診断は、建物の耐震性を基準値以上か以下かを確認する診断です。
一方、住宅診断は、建物の劣化状況や精度、品質などの現状を診断し、
今後安全かつ快適に暮らすために必要な
リフォームやメンテナンスなどを提案する診断です。

耐震診断は、予想される大地震に対して
建築物が耐え得るかどうか(建築物の耐震性能)を調査・検討することです。

耐震診断は、専門家がさまざまな耐震指標を
総合的に見ることで、建築物の耐震性を判定します。

住宅診断は、ホームインスペクター(住宅診断士)が
欠陥や改修すべき箇所の有無など建物の不具合や劣化状況を中心に調査します。

2.住宅診断の重要性

住宅診断(ホームインスペクション)は、新築や中古住宅を問わず、
所有者や購入者にとって重要な手続きです。

住宅診断には、次のようなメリットがあります。
  • 物件の状態や潜在的な問題を把握することで、将来的な不安要素を軽減できる
  • 欠陥住宅や非適正価格の物件を買うリスクが下がる。
  • 建築過程でのミスや施工上の不備、材料の品質の問題などが原因で、
   将来的に修理や改修が必要になる場合がある。
  • リフォームやリノベーションをする際にも、事前に「住宅診断」しておけば、
   「本当に必要な修繕ポイントは何か」 
   「修繕の優先順位はどうしたらよいか」などの 
   知識を事前に得ることができる。

3.住宅診断の費用相場

住宅診断の費用相場は、一戸建ての場合は基本調査で5万円から7万円程度、
マンションの場合は基本調査で4万円から6万円程度と言われています。

ただし、これはあくまで一般的な目安であり、
具体的な料金は業者や地域によって異なる場合があります。
依頼される場合には、事前にご確認する事をお勧めします。

インスペクション重要性

住宅診断を申し込み~診断まで

|インスペクション依頼及び流れ

«依頼先を探す≫

ホームインスペクションを依頼するには、
専門の事業者や協会に連絡を取るのが一般的です。
日本にはいくつかのホームインスペクションを提供する
団体や事業者がありますが、特に以下の2つを参考にしてください。

  1. 日本ホームインスペクターズ協会
    住宅診断士(ホームインスペクター)を検索し、依頼することができます。
    公認ホームインスペクターの検索システムを利用して、
    地域や資格に応じた専門家を見つけることが可能です。
  2. ホームインスペクション業者の選び方
    ホームインスペクション業者を選ぶ際の
    ポイントや注意点がまとめられています。
    資格や経験、第三者性など、
    業者選びの際に重要な要素が解説されているので、参考になります。

これらの情報を基に、
ご自身のニーズに合ったホームインスペクターを選ぶことが重要です。

また、事業者によっては無料相談を行っている場合もあるので、
まずは相談から始めてみると良いでしょう。

ホームインスペクションは大切な住宅の状態を把握するためのものですから、
信頼できる専門家に依頼することをお勧めします。
どうぞご検討ください。

住宅診断(ホームインスペクション)を申し込む方法

住宅診断(ホームインスペクション)を申し込む方法についてご説明します。
以下の流れに従って進めてください。

  1. お問い合わせ・お見積もり:
    o各ホームインスペクターに電話またはホームページから問い合わせをします。
    o診断内容や料金を確認します。
    oこちらのページで、診断対象物件がある地域で活動しているホームインスペクターを検索できます。
  2. お申込み:
    o希望の診断日時を決め、診断を申し込みます。
  3. 必要書類を送る:
    o平面図、立面図など、指定された書類がある場合は事前に送ります。
    当日確認する場合もあります。
  4. ホームインスペクションを実施:
    o現地で診断を行います。通常はご依頼者も立会い、
    診断結果をその場で聞きます。
  5. 報告書を受け取る:
    oホームインスペクターから報告書が送られてきます。
    質問があれば問い合わせます。
  6. 料金のお支払い:
    o料金を支払います。

住宅診断は大切な判断材料です。
料金や診断内容は、
ホームインスペクターや所属する会社によって異なります。
事前に検査内容と費用の確認をしてください。

ホームインスペクションの実施流れ

ホームインスペクションの実施流れについて、以下のステップで説明します。
ホームインスペクションとは、住宅の状態を専門家がチェックすることで、
既存物件購入前の重要な判断材料となります。

  1. 依頼主との待ち合わせ 依頼主様と診断する物件で、
    調査予定時刻に待ち合わせをします。
  2. 当日の流れの説明 ご挨拶後、
    当日の流れや所要時間などを簡単に説明します。
  3. 住宅診断の開始 外周りから診断を開始し、その後室内の診断を行います。
    一戸建ての場合、オプションで床下や屋根裏の調査も可能です。
  4. 報告書の作成と説明 調査結果を基に報告書を作成し、
    依頼主様に説明します。質問にも答えます。
  5. 料金の支払い 調査結果の報告と同時に、
    ホームインスペクションの料金を支払います。

ホームインスペクションでは、建物の傾き、雨漏り、施工不良などの
チェックが行われ、必要な修繕箇所や時期、費用の概算が提供されます。

所要時間は、戸建てで約3時間、マンションで約2時間が目安です。
詳細な流れや診断項目は、依頼する事業者によって異なる場合があるため、
具体的なサービス内容については、事業者に直接お問い合わせください。

ホームインスペクションは、住宅購入の際に非常に重要なプロセスであり、
将来的なリスクを回避するためにもおすすめされています。

インスペクションのオプションサービス

|オプショナルサービスとは
  1. 屋根裏・床下の詳細調査:
    o このオプションサービスは、重大な問題の起こりやすい
     屋根裏と床下部分を集中的に診断します。
    o ホームインスペクターが屋根裏・床下に進入して、
     普通に居住している際には見えない箇所を目視で確認します。
    o 詳細調査の結果を報告書に記載し、不具合や劣化の有無を明確にします。
    o オプション料金:
     屋根裏詳細調査: 20,000円(税込22,000円)
     床下詳細調査: 30,000円(税込33,000円)
     ただし、これはあくまで一般的な目安であり、
     具体的な料金は業者や地域によって異なる場合があります。
     依頼される場合には、事前にご確認する事をお勧めします。
  2. 耐震診断(木造住宅に限る):
    o 中古住宅の耐震性を評価します。
    o 構造材の状態や接合部の強度を調査し、耐震性に問題がないか確認します。
  3. その他専門機材を用いた調査:
    o 特定の問題箇所に対して、専門機材を使用して詳細な調査を行います。
    o 例えば、シロアリの発生状況や水漏れの原因を特定するための調査などがあります。

断熱材の検査費用について

壁断熱材の検査費用は、いくつかの要因によって異なります。以下は一般的な料金相場と注意すべきポイントです。

  1. 検査範囲:
    o 断熱材の検査範囲によって料金が変動します。
     壁全体を対象にする場合と、特定の部分に限定する場合があります。
  2. 使用する断熱材の種類:
    o 断熱材の種類によって価格が異なります。
     一般的な無機繊維系や発泡プラスチック系は比較的安価ですが、
     天然素材系や特殊な断熱材は高額になることがあります。
  3. 施工方法:
    o 断熱材の施工方法によっても料金が変わります。
     外断熱や内断熱、断熱塗料など、選択した工法によって費用が異なります。
  4. 住宅の規模:
    o 断熱材の検査対象となる住宅の規模によっても料金が変動します。
     戸建て、マンション、アパートなどによって異なります。

一般的な目安として、
戸建てで約150平方メートルの壁全体に断熱材を施工する場合、
350万円~500万円程度の費用がかかることがあります。 

ただし、使用する断熱材の種類や工法によって価格が大きく異なるため、
具体的な見積もりを取ることをおすすめします。

断熱リフォームは、快適な住まいを手に入れるために重要な投資です。
予算を考慮しながら、適切な断熱材と工法を選んでくださいね!

ご自宅の安全の確認には
インスペクションは欠かせません

ホームインスペクションの瑕疵担保

ホームインスペクションの瑕疵担保について

|瑕疵担保や買取保証について
  1. 瑕疵担保責任:
    o 瑕疵担保責任は、購入または建築した住宅を引き渡した後に、
     売買時には気づかなかった瑕疵(傷や欠陥)が見つかった場合、
     施工会社や売主がその責任を負う法律です。
    o 住宅には一見ではわからない隠れた瑕疵があり、
     買主を守るために制定されています。
    o 責任期間は新築住宅が10年、中古住宅は3ヶ月または2年です。
  2. ホームインスペクション:
    o ホームインスペクションは、
     住宅の状態を客観的に評価するための専門的なサービスです。
    o 物件の欠陥や劣化を早期に発見し、修繕や改修の計画をサポートします。
    o 中古住宅の場合、瑕疵担保責任が過ぎてからの不具合を予防するためにも
     ホームインスペクションを実施することをおすすめします。

ホームインスペクションによる住宅買い取り保証

住宅の買取保証については、ホームインスペクション自体が住宅の状態を
評価するプロセスであり、特定の保証を提供するものではありません。

ホームインスペクションは、建物のコンディションを詳細に調査し、
瑕疵(欠陥)の有無や補修すべき箇所、
その時期などを客観的に診断するものです。

したがって、
ホームインスペクションを通じて判明した問題や欠陥に対して、
買主と売主は適切な対応を検討する必要があります。

住宅の購入に際しては、ホームインスペクションを受けることで、
建物の状態を把握し、トラブルを未然に防ぐことができます。

ただし、具体的な保証は
ホームインスペクション自体には含まれていないため、注意が必要です。

ホームインスペクションのメリットとデメリット

インスペクションのメリット・デメリットについて

|ホームインスペクションのメリット及びデメリットとは

ホームインスペクションのメリット

  1. 修繕が必要な箇所を把握できることができます。
    o 中古住宅は建築後長い時間が経過している場合が多く、
    入居前に一定の修繕が必要になります。
    ホームインスペクションを依頼することで、
    修繕を実施するべき箇所が事前に分かり、
    入居後すぐに不具合や欠損が見つかるリスクを
    最小限に抑えられます。
  2. 修繕に必要な費用を想定できることができます。
    o 古い中古物件は購入価格が抑えられるものの、
    多くの修繕が必要になることから、
    住宅購入費とは別に修繕費も予算に組んでおくべきです。
    ホームインスペクションでは修繕費の目安についての
    アドバイスが受けられ、
    入居までにかかるトータルコストが分かります。
  3. リフォーム計画が立てやすいです。
    o ホームインスペクションでは住宅の劣化具合を確認し、
    現段階で修繕が必要な箇所以外にも何年後までに
    修繕するべき箇所と修繕費用の目安も伝えてもらえます。
    今後のリフォーム計画が立てやすく、
    突発的なリフォームを迫られる心配がなくなります。

ホームインスペクションのデメリット

  1. 費用が発生する場合があるです。
    o ホームインスペクションを実施するためには調査費用がかかります。
    調査費用は依頼する会社により異なるので、
    検査項目と合わせて業者ごとの費用を比較しましょう。
  2. 結果が出るまで時間がかかるです。
    o ホームインスペクションの調査時間は3〜5時間程度で、
    調査報告書を受け取るまでに1週間程度の時間がかかります。
    報告書が手に入るまで待つ必要があります。

※注意点
ホームインスペクションについての注意点を共有いたします。
ホームインスペクションは住宅の状態を専門家が評価するプロセスであり、
購入前の住宅の健全性を確認するために行われます。
以下のポイントに注意してください。

  1. 調査範囲を把握することが大切です。
    o ホームインスペクションの調査範囲は会社ごとに異なります。
    気になる箇所がある場合、
    該当の箇所が調査範囲に含まれているか確認しましょう。
  2. 担当者任せにせず自己知識を身に着けて対応することが重要です。
    o ホームインスペクションは
    プロに住宅の状態を確認してもらうという取り組みではあるものの、
    自分も住宅の基本的な構造や問題箇所について学びましょう。

プロのアドバイスを活用:
  ホームインスペクションの結果を受けて、
  プロのアドバイスを活用して修繕や改善を行いましょう。
  住宅購入は大きな決断ですので、ホームインスペクションを通じて
  詳細な情報を得て、安心して進めてください!

インスペクションの実施について

|インスペクションの実施

インスペクターの資格者とは

インスペクションの実施には、既存住宅現況検査技術者又は
既存住宅状況調査技術者の資格を持った資格者が必要です。

既存住宅状況調査技術者は、
平成28年に改正された宅地建物取引業法でいう
建物状況調査に対応するものとして創設されたものですが、
既存住宅現況検査技術者はそれ以前に創設されていたものです。

既存住宅現況検査技術者の方は、建築士の資格を持っていなくても
講習を受けることができたという点で大きな違いがあります。

現在は、国土交通省が実施する「既存住宅状況調査技術者講習」を修了し、登録を受けた建築士が必要です。

依頼先の選択

インスペクションを依頼する際には、費用だけでなく、
会社の実績や評判、説明のわかりやすさなども
考慮して選ぶことが重要です。

また、インスペクションの結果に基づいて、
必要な修繕や改善を行うことで、住宅の価値を維持し、
快適な住環境を確保することができます。

インスペクションの調査対象部位はどこか?

|既存住宅の調査対象について

建物状況調査では検査項目が、国土交通省の「既存住宅インスペクション・ガイドライン」で定められており、以下の3つの劣化事象が検査の対象となっています。

  • 構造耐力上の安全性に問題のある可能性が高いもの
    基礎、壁、柱等の調査。
  • 雨漏り・水漏れが発生している、又は発生する可能性が高いもの
    主に屋根、外壁、バルコニー等。
  • 設備配管に日常生活上支障のある劣化等が生じているもの
    上下水道管の劣化や漏水。

検査方法

検査は非破壊が基本であり、
目に見える部分の調査が主な内容となります。

インスペクションの費用相場は約4〜8万円で、
検査方法や検査箇所によっては
オプション料金がかかることもあります。

従って、前もって見積もりを取りご確認ください。
また、自治体によっては補助金を利用できるケースもあるため、
詳細は地域の制度を確認することをお勧めします。

建物状況調査はどのような方法、機材を用いて行われるのですか。どの調査実施者に依頼しても、同じ機材が使われるのですか。

小屋裏の点検口や床下点検口が無い場合や、移動困難な家具によって目視できない箇所がある場合、また降雨・降雪等により目視によって調査できない箇所があった場合、建物状況調査はできますか。

宅地建物取引業法上のインスペクターについて

|宅建業法Q&Aの紹介

宅地建物取引業法における建物状況調査に関するQ&A

「宅地建物取引業法」改正に伴う新たな制度に関して
引用令和6年4月1日現在

  1. 建物状況調査に関する基礎知識
  2. 建物状況調査の対象部位及び方法について
  3. 建物状況調査と既存住宅売買瑕疵保険について
  4. 建物状況調査を実施する者のあっせんについて
  5. 建物状況調査の結果の概要に関する重要事項説明について
  6. 「書類の保存の状況」に関する重要事項説明について
  7. 37条書面への「当事者の双方が確認した事項」の記載について

以上の項目が、きめ細かく掲載されていますので参照ください。

まとめ

既存住宅インスペクションを一言でいえば、
「住宅の健康診断が完了しました」
というように結論づけることができます。

インスペクションは、住宅の現状をチェックし、
構造的な安全性や日常生活に影響を与える可能性のある
問題点を特定するプロセスです。

これにより、住宅の「健康状態」を把握し、
必要な修繕や改善を行うための基礎情報を提供しました。

例えば、次のように説明することができます。
「私たちの家のインスペクションが終わりました。

これは、我家がこれからも安全で快適に過ごせるように、
家の状態を詳しく調べ住まいの状態を知り、
「住宅寿命の延伸」を計ることにあるわけです。

そのために専門家が家の至る所をチェックして、
修理が必要なところや、将来的に問題が起こりそうな箇所を
見つけてくれたわけです。

宅建業法では、既存住宅の売買で売主も買主も
現状を正しく伝えて、お互いに禍根を残さないことに
重きを置いていますが、実はそれだけではないのです。

今回のチェックで、若干の修理保全があったとしても、
我家はまだまだ安全が確保できる良い状態にあるということは、
いつ起きてもおかしくないと言われている大震災にも
耐えることができるという安心が得られるのです。

このように、インスペクションの結果を「家の健康診断」と
例えることで、専門的な内容をご理解いただけると思います。

すなわち、インスペクションの結果を活用して、
住宅の長期的な維持管理や改善計画を立てることに、
お役立て頂けるとご理解いただけると、冥利に尽きます。

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